チーフサイエンティスト 橋本一生 HASHIMOTO Issei
技術は「社会の中で使われてこそ」。
「人のためになる」ことを忘れずにいたい。
私は学生時代、医工学(医用工学、医用生体工学)という人間を対象にした技術の研究に関わっていました。補助人工心臓や切れた血管を吻合するデバイスの開発などに携わりながら、技術の発展だけでなく、「本当に人のためになっているか?」という視点を大切な価値観として持ち続けてきました。
Oliveの活動は、生体データの解析を通して「なぜその人がその考えに至ったのか」という、人間の行動と感情の因果関係を明らかにすることです。世の中のデジタル化が急速に進むなか、このWHYの視点を明らかにするテクノロジーは、ユーザーの気持ちをデジタル世界に反映する非常に重要なピースになります。感情を中心にデジタル化を考えることで、本当の意味でのユーザーのためのサービスが生まれると、私は信じています。